若い頃の自分
まさか自分がこんなに毎日料理をするようになるとは思っていなかった。
スポーツや趣味を楽しんでいた。
バレーボールでは社会人の全国大会も経験したし、ゴルフにもかなりハマって、一時は72で回ったこともある。
70台でラウンドできなかったら悔しかったが、今は100叩き刑に合うかも・・・(笑)
冬になればスキー場に通い、指導員の資格まで取った。
音楽もずっと続けてきて、気づけば40年以上になる。
ドラムを叩き、ライブハウスに通い、今はアコースティックのユニットでアコギを持って歌っている。
昔の自分は、どちらかというと『外へ向かう人間』だったと思う。
だから、料理や家事なんて、正直ほとんど意識したことがなかった。
当時から決して嫌いではなかったので、たまに簡単なものなら作ってた。
でも人生は・・・
思った通りにはいかない。
離婚を経験して、子供もいて、生活は一気に現実になった。
誰かがご飯を作ってくれるわけじゃないし、洗濯物も、掃除も、片付けも、放っておけば溜まっていく。
最初は「やるしかない」だった。
そうです、『主夫』になったのですから(笑)。
料理だって、別に嫌いじゃないけど好きで始めたわけでもない。
生きるために必要だった。
ただ、不思議なもので、毎日やっていると少しずつ変わっていく。
- スーパーで野菜を見るようになる。
- もちろん値段も気にする。
- 冷蔵庫の残り物を考えるようになる。
- 洗い物が少なく済む段取りを考えるようになる。
- うまいと言われたら嬉しい。
そんな小さな積み重ねをしているうちに、料理は『作業』ではなくなっていた。
木で何かを作ることは小さい頃から好きだった
DIYも少し似ている。
家には、自分で作ったウッドデッキがある。
キットを買ったわけじゃないく、寸法を測って、木材を買ってきて組んで作った。
掘りごたつも作った。
別に職人ではないけれど、自分の手で暮らしを整えるのは嫌いじゃない。
むしろ、木で何か作るのは昔から好きだったし、そういう時間が落ち着くようになった。
昔と今の違い
若い頃は『速さ』とか『結果』の方が大事だった気がする。
でも今は、少し変わった。
- ちゃんと美味しいご飯を食べること。
- 居心地のいい場所を作ること。
- 好きな音楽を続けること。
そういうものの方が、人生には長く残る気がしている。
この前、彼女と花見に行った。
朝から弁当を作った。
卵焼きに、唐揚げ。
おにぎりに、少しだけ野菜のおかず。
凝った特別なものじゃない。
でも帰り道で彼女が、
「なんか、胃袋つかまれた感じする」
と笑いながら言った。
その時、少し思った。
若い頃は、モテるってもっと別のことだと思っていた。
会話がうまいとか、
見た目がいいとか、
そういうことばかり気にしていた気がする。
でも今は、
- ちゃんと生活している
- 人のために自然に動ける
- 落ち着いて過ごせる
そういうことの方が、結局は大事なんじゃないかと思っている。
最近、中年男性向けの記事を見ると、
- モテる会話術
- 女性心理
- 駆け引き
みたいなものが多い。
もちろん否定はしない。
でも、実際に一緒に過ごすなら、
- 部屋が片付いている
- ご飯を作れる
- 空気が穏やか
- 趣味を楽しんでいる
そんな人の方が、案外安心できるんじゃないだろうか。
少なくとも自分は、若い頃より今の方が、ちゃんと人と向き合えている気がする。
最後に
料理も、DIYも、音楽も、結局は全部つながっている。
『ちゃんと暮らす』ということに。
昔はそんなこと、考えもしなかった。
でも人生を少し回り道してきた今は、案外そういうものが、一番大事なのかもしれないと思っている。
若い頃の自分は、弁当を作って桜の下で花見をするのは想像してなかったと思う。
そんな自分も悪くないと思っている。
「あの時は楽しかったな」とか、悔やまれることで後悔するのも人生であり、全てがアーカイブであると思う。
このブログは自分の人生の事実のみを題材に書かせてもらってます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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