木で何かを作るのは小さい頃から好きだった。
休みの日は、木の端材を貰ってきては、のこぎりで刻んで、金づちと釘でトントンカンカン・・・
父親も休みはゆっくり寝ていたかったはずだが、子供の私はそんなの関係なく・・・もちろん時々叱られた💦
小学校でも図工は好きだったし、ホームセンターに行くと、今でも意味もなく木材コーナーを見てしまう。
だからDIYという言葉が流行る前から、棚を作ったり、ちょっとしたものは自分で作っていた。
既製品を買えば早いし、その方がキレイかもしれない。
でも、カッコよく言えばオーダーなので、サイズ感とか収まり方とかしっくりくる。
それを自分で考えて作る時間が好きだった。
そんな自分がある時思った

「掘りごたつ、作れないかな?」
と。
普通なら買うのかもしれない(いや売ってはいないか・・・大工さんに頼むかな)。
でも性格なのか、まず「作れるかもしれない」が先に来る。
もちろん簡単ではなかった。
まず、当時は家族が多かった。
私の両親、私と妻(当時)子供4人(男ばかり💦)計8人。
リビングというような洒落た部屋ではなく、和室の畳の部屋。
そこに食卓(冬はコタツ)を二つ並べていた。
なので、畳1畳を取って掘りごたつにすればいいかと・・・デカ!!
- 寸法を測る。
- 木材を選ぶ。
- どう組めば強度が出るのか考える。
頭の中では簡単そうでも、実際やると全然違う。
少しズレるだけでガタつく。
「あれ?思ってたのと違う…」
なんてことは何回もあった。
それでも少しずつ形になっていく。

本当は、工程の写真を載せたいところですが、当時そんな意識がないんで完成写真しかないのです😿
木を切る音や、ビスを打つ感覚が不思議と嫌いじゃない。
むしろ無心になれる。
- 仕事でもない。
- 義務でもない。
- ただ「作りたいから作る」。
そういう時間って、趣味の世界に入り込まないとない気がする。
完成した掘りごたつは、プロが作ったような完璧なものではない。
でも、自分で作った場所には、やっぱり愛着があるし、達成感はひとしお。
冬になると掘りごたつで、暖かい間は普通にテーブルで、そこに座ってご飯を食べたり、テレビを見たり、時にはギターを触ったりする。
なんでもない時間だけど、妙に落ち着く。
なぜ掘りごたつにしたのか?

理由は2つある。
ひとつは、前述の家族が多く、食卓(コタツ)が2つ並ぶのが不格好だし、使い勝手が悪い。
子供が小さい頃あるあるの、食卓と食卓の間に飲み物とかをこぼすと大変💦💦
もう一つは、父や私が腰痛もちで、足が落とせる掘りごたつは、腰への負担が少なくすごく楽なのです。
実はこれが一番の理由かもです。
コタツがいらない時期は布団を取ってそのままテーブルとして使えばいい。
デメリットも
掘りごたつにすると、足を落とすところが一段低くなるため、ごみやほこりが溜りやすいこと。
知らぬ間に、ティッシュが落ちていることも・・・。
あとは、当たり前ではあるけれども、大きなコタツ布団が必要なこと。
これはあまり最初は考えてなくて、ネットで探しました(笑)
もうひとつ、いわゆる『こたつむ(も)り🐌』になれないこと。
なれなくはないけど、逆にコタツに潜り込んで寝落ちなんてことは少ないのでいいのかも。
暮らしの中に自分の手で作ったものがある
それだけで、案外気持ちは落ち着く。
DIYって、節約だけじゃないと思う。
もちろん、買うより安く済むこともあるし、買った方が安いということもある。
でも本当に面白いのは、
「自分で考えて作る」
ことなんじゃないだろうか。
- 失敗しながら、
- 調整しながら、
- 少しずつ形にしていく。
それは、料理とも少し似ている気がする。
最近は、何でも買えば揃う時代になった。
便利だし、その方が早い。
でも、自分で作った掘りごたつに座っていると、
「こういう時間も悪くないな」
と思う。
最後に
若い頃は、結果が欲しくてがむしゃらにスポーツに打ち込んだ。
上手くなりたいと、ドラムの練習をした。
けど今は、こんなふうに木を削りながら、暮らしを楽しむようになるなんて、その頃は想像していなかった。
でも人生を少し回り道してきた今は、そういう時間が、前より好きになっている気がする。
このブログは、自分の人生の事実をもとに書いています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント